母が倒れた!
それは、2021年12月のことだった。
デーサービスに通っていた母が、夕方迎えに行くと、テーブルの前に座ったまま爆睡していた。
まだ、通い始めて間もない施設。しかも、この日が初めての長時間滞在。慣れない中、長時間の外出で、相当疲れたことは想像に難くない。
でも…、何度呼びかけても反応がない。このまま施設に泊まりますか?と聞かれたが、朝起きて、自宅ではないことに気付いたら、きっと混乱するだろうからと、車に乗せて帰ることにした。
おかしいと思いつつ、これまでも、疲れて爆睡することはあったから、もう少し様子を見ることに…。
結局、翌日早朝、変化がないので、救急安心センター事業(♯7119)に電話。すぐに救急車を呼んでください、と言われ、近くの脳神経外科に搬送され、脳出血と診断された。
すやすやと寝ているようにしか見えなかった母。夕方、変だなと思った時点で救急車を呼んでいればよかったけれど…。
これが、介護生活の序章だった。